設定ファイルとしての型付データセット

開発現場で利用するコーディングの手間を軽減したり、
調査を軽減したりするツールを作る事がたまにある。
固定長ファイルのリーダ・ライタだったり、
エクセルファイル出力クラスだったり。
例えば、固定長ファイルの場合は、
項目の開始位置や桁数、変換形式(EBCDECだったりZoneだったりPackだったり)、
レコードタイプや、その認識方法等、様々な設定をする必要がある。

.NET以前だとiniファイルや独自の設定ファイルが必要で、
その設定ファイル用のリーダ・ライタも自分で用意してあげなくてはいけなかった。
だが、.NETになってからは型付データセットというものが登場した。
型付データセットを利用する事で、その設定ファイル用のリーダ・ライタクラスも、
データセットを継承した型付データセット専用クラスという形で作成され、
それを自分で作成する必要がないため、そこの部分に気を使う必要がなくなった。
また、VisualStudioで型付データセットを見ると、
その設定ファイルの構成を視覚的に見る事ができるので、
設定ファイルの構成を変更する時も、間違いを起こす可能性が少ない。
(一度決めたら頻繁に変更する類のモノではないが)

そんな理由で、私は型付データセットをDBを利用した部分以外にも結構利用している。