iPhoneによる解像度バブルの崩壊

iPhoneを使っていると


「この液晶って、今時の携帯に比べると低解像度なんじゃなかったっけ。」


と不思議に思う事がある。


低解像度である事を感じさせないUIを実現しているからだ。
いや、


「ああ、ある程度の解像度があれば、もう物理的な解像度なんかあまり関係ないんだな。」


という事に気づく。


むしろ、低解像度である事を感じさせないために低解像度である事のデメリットが無くなり、低解像度である事で必要なリソースが少なくすむ分、他の事にリソースを割けるようになっておりメリットの方が多いのではないかと思う。


今年も、秋冬モデルとかいって、HXGAやFWVGA等の高解像度な携帯が出てきているが、あの画面サイズで心地よく利用できる解像度を不必要に超えているように思う。
実際にUIが、その高解像度を有効利用できておらず、ただ表示のために必要なリソースを無駄に浪費するつくりになっているのでは無いだろうか。


そろそろ、CPUやGPU、メモリとバランスの取れた画面解像度で、いかに心地よいUIを実現できるかに腐心する時が来たのでは無いかと思う。


#とはいえ、iPhoneのメモリは今の4倍くらいほしい。